国登録有形文化財 三笠山 春日神社

三笠山 春日神社の桜咲く

由緒記にみえる、楢の木のこずえにご出現された春日大神さまのご様子です。
このご神像は毎年元旦から3日間、拝殿内にお移しして初詣参拝者が直接拝観できるようになっています。

藤原定家卿の弟暁月の作として、大友氏により承元2年に「翁面」とともに奉納された、と由緒記にあります。
県立博物館では「由緒にある承元年間の根拠は欠けるが、小像ながら鎌倉期狛犬の伝統を受け継いだ作ぶりは古様である。 南北朝から室町期にかけての造立と考えられる」と評価しました。

大潮汲み神事絵巻

大潮汲み神事絵巻

豊後高田市指定文化財であるこの絵巻物は、幕末文政8年の潮汲み神事の様子が描かれています。
馬に乗る神主や大幣と呼ばれる白布を取り付けた笹竹、前後で舞い踊る赤と緑の鬼面組。 さらにお供奉仕する村人たちがいきいきと描かれています。
県立博物館の調査によると「江戸時代の潮汲み神事を描いた歴史・信仰資料として重要であり、 また絵画作品としても水準以上の作域を示し当時の地域史・地域文化を考える上で貴重である」とされています。
なお、この斎場は市史跡となっています。